お前ら、何を楽しみに過ごしてる?
古典の先生から飛び出したその一言に、僕は驚きを隠さずにはいられなかった。教室に始業のチャイムが響き渡ると、20代半ばの声が大きく友好的な好青年という印象の僕らの古典の先生と僕らは委員長の号令に合わせてダルさ混じりに礼をして着席した。
いつもならここで、この先生は前回のドラゴン桜の話や行事ごとの感想を言う、授業時間が減るというメリットしかない雑談の時間だが、何かおかしい。明らかに今までとは違う佇まいだ。いつもニコニコしている先生の表情から、感情が伺えない。
「お前ら、何を楽しみに過ごしてる?」
こんにちは。6月も中旬ですね。暑いね。半袖の子もぞろぞろ出てきた。
と言うことで今日の古典の先生の様子がなんか変でした。
何を楽しみに過ごしてるって、えぇ?
にしても開口一番これはビビってまう。
とりあえず、僕は“死“だと思った。
死ぬことは確かにめっちゃ嫌やけど、それがないと自分がどこまで、どれだけ何を頑張ればいいのかわからなくなってくるから、最終的な楽しみは死だと思った。
だが、前の子達はゲーム!!、寝ることー、クラスマッチ〜!
お前らふざけんなや
やる気ねえなら帰れ。清少納言に失礼。
先生「そう、先生もさ、そーゆー漫画の新刊読もーとかさ、小さな幸せのために今週もがんばろーとかってなるよね!!いいねみんな!!!」(ニッコニコ)
ビャーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww