「大学どこ行くの??」
最近、どこに行っても聞かれる。
親戚の家、美容院、学校、自宅に届くハガキ、コンビニの店員さん、通学路ですれ違うオバハン...ことごとくそれを聞いてくる。
高3という肩書きは僕が思っていたよりも重かったようだ。"高"はともかく、“3”はいらないブランドだ。学歴を気にしない生活も残すところわずかかと思い寂しく感じるし。
正直、この質問はもう鬱陶しい。
まあ、鬱陶しいと言うよりも、「自分の成績に見合った志望校でないことを口にするのが恥ずかしい」と言う方が理にかなっている。
というわけで、僕はこの「進路志望調査という名の気まずい空間解消Q & A」がそんなに好きではない。
ただ、聞かれるからには答えなければいけない。
それが高3の義務であり、責任だと思う。そもそも、質問されたら答えるという行為自体が人間生活を送る上で必要不可欠なことであると思う。
だが、どうだろうか。
先述した通り、もうこのテンプレ化した質疑応答には飽きている。
質問に対する答えがただの作業となっては、それはもっと億劫なことだと思う。
そこで、筆者は「質問の難易度や内容を巧みに操ると楽しいのでは」と考えた
これを読んでいる皆さんには、高3への志望校の聞き方を少しイジったりして世の高3を楽しませてほしい所存だ。
18歳以上の方は共感されるかもしれないが、高3は基本的にナニかを失いつつある。
そしてもちろん、これは高3関係なしに色んな人との会話の中で使える。
と言うわけで〜〜!!!!!
“質問“を操って楽しい受け答えをしてみよう!!
まず、質問を操るってなんやねんって感じですが、まあ見てください。
百聞は一見にしかず、習うより慣れろ、住宅街でナビは不要、って感じです
こんな質問があったとしよう。割とよくある質問だ。この質問も割と使いまわされているものの一つだ。
なので、この質問を使ってまずは「質問の難易度」を調整してみる
同じだが、フォントを変えている。
先ほどと比べて、少し柔らかい印象を持ったと思う。少しは答えやすくなったのではないだろうか。だが、まだまだ答えるとなるとちょっと堅くなる気がする。
何がそうさせているのかというと、おそらくこの文章にある。
文章を改変した上に、フリガナまで振った。
たったそれだけで、すごく優しい質問になってしまった。
もうここまですれば、日本語のわかる人であれば誰でも回答することができるだろう。
逆に舐めてると思われそうだが、ここまですることで質問の難易度というのは大幅に下げることができるのだ。
もちろん、これは逆も可能だ。
同じくこの質問の場合、
フォントをもう少し律儀そうなものに変えて、
文章を改変すると、こんなにも難しい質問へと豹変する。
こうなると、「チェンソーマン読んでダラダラしてる〜w」と答えると完全に浮いてしまう。
「オペラを見て、美術館に行き、レストランで食事を〜」などと答えることを自然と迫られてしまう。無理だ、自販機の前を通るたびに下を覗くようなやつには答えられない....
さらにここに付け足すことで、
難関大の過去問と化しました。
俺のようなバカには答えられなくなってしまった。
自分で作っておいてなんだが、頭が痛くなってきた。
おそらく英語の長文の後だろう。「将来に向けた貯金と同僚と親睦を深めること」とか書いとくか〜ってなりますね。
と、このように質問は仕方によってこんなにも答えやすい、答えにくいが分かれることになるのだ。
これからは、僕が思う「答えやすい質問」「答えにくい質問」を紹介していきます
答えやすい
インスタのストーリー
よくあるやつですね。
答えやすいとは言いましたが、“仲の良い人に限る“というのは重要ですね。
大して仲良くないのに送ってしまうと、ストーリーかDMでちょっと気まずくなるだけですので注意しましょう(経験談)
答えにくい
好きな子とのライン
答えるのに時間かかるやつですね。趣味が合う合わないって結構大事だと思いますよ、知らんけど。ここで素直に「チェンソーマン読んでゴロゴロしてるーw」と言うのかどうするか。本当に慎重にいくべきだと思います。
でもいいですよね〜こういう綺麗な恋愛。
ななななんと!!!俺にも!!彼女が!!いるのかも?!?!?!
すきあらば作ってるかもしれませんよ、彼女wwww
答えやすい
ツイッターのリプライ
ツイッターはインスタ以上に答えやすいSNSです。
匿名かつよほどのことを言わない限り誰かに怒られたりすることはないので。
ただ、質問に答えるハードルが低いと言うだけで、質問する側は回答の質には注意しましょう。ろくな回答は返ってきません。
答えにくい
ギャルゲーの選択肢
選択のミスが、後々大きく影響してきます。
このノアちゃん(フリー素材をもとに筆者創作)の場合、チェンソーマンの選択をすればノアちゃんルートに進むのは確実です。
下を選べばどうなるかは想像にお任せするとして、ギャルゲーの選択の重みというのはみなさんの思っている以上にスリリングです。しかし、それに伴い展開が面白くなるという意味ではこんな質問の仕方もありなのかなと思います。
答えやすい
導入つき
先ほど、答えるのが難しい質問として過去問化した質問をご紹介しましたが、それと同じです。
ですが、これは導入があると言う点で違います。
導入の有無で問題の解きやすさはかなり変わってくるので、幾分かはこの質問にも答えやすくなったのではないでしょうか。
めっちゃ数学じゃねーかという申し出はお控えください。拙い文章でもうバレてると思いますが、筆者は理系です。背伸びして難しい言葉を使うよう心がけています。
(名張市立大学は存在しませんが、いつかできると信じています。頼みます名張市!)
答えにくい
謎の手紙
朝起きて、郵便受けを確認すると、謎の手紙(?)が...
怖いです。普通に。答えにくいというか、答えたくない。
しかもこういうのって普通はお金持ちの家に「全部知っているぞ」とか入れるじゃないですか。逆に低所得世帯に知らないから尋ねるパターンもあるんですね。
答えやすい
出先のエレベーターで2人っきりになってしまった時
出先のエレベーターの中であれば、こっちが適当に答えて信頼を失ったり、引かれたりしてもこの先おそらく一生会うことはないのでご安心を。
ただ、階と解(答え)によってはエレベーター内が冷凍庫のように冷え切る可能性がありますので凍死だけは本当に気をつけてください。
答えにくい
面接
これもいわずもがなですね。
先ほどの好きな子とのLINE同様、この回答で印象が決まってしまうので慎重に答えたいところですね。ここで「チェンソーマンをダラダラ読んでます」なんて言ってしまえば終わりです。数日後にお祈りされるだけです。
とはいっても、面接で聞かれるということ自体が緊張や不安を引き起こしているので、質問の内容だとか言い方は関係ないのかもしれない。
いかがだっただろうか。
質問の文章、見せ方、流れや雰囲気でこんなにも受け手からの印象は変わるものだ。
ただの質問に飽きてしまったら、こんな尋ね方をしてみるのもいかがでしょうか。人間100の顔を持つと言われている(言われてない)のですから、きっとそれぞれで回答を使い分けていると思います。もしかすると知人友人の新たな一面も見られるかもしれません。
それでは、僕はこの辺で失礼したいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
あ、最後に僕から一つご質問よろしいでしょうか。
受験期、第一志望ってどこにされてましたか??